【ADHD】うっかりで大学を休学/退学の危機

こんにちは。

 

このブログではADHDラッコ(私)の日常の失敗談とそこからの学び、そして日ごろ行っている「うっかり対策」努力について記事にしていこうと考えています。

 

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今回は前回ちらっと触れた、「授業料免除申請をうっかり出し忘れた」という事件のてんまつと、そこから学んだこと、考えたことについて書いていきたいと思います。

 

事態が発覚したのは10月3日20時30分授業料免除の申請期限から3日が過ぎた夜でした。

 

本当の締め切りは9月30日でしたが、あろうことか私は10月30日が締め切りであると勘違いしていたのです。

 

 

【事態発覚からの大まかな流れ】

 

10月3日 8時30分~

・事態発覚

 

・すでに授業料免除の書類がすべて完璧に揃えられ、記入してあることを確認

 

・事務に電話できる時間ではない/ 今親に電話しても何もできることはないと認識

 

・今晩できることは何もないことを知りながら、なかなか寝付けずそわそわ

 

・明日事務が開く8時ぴったりに大学に赴いて受理を願い出ることを決意

 

10月4日 7時00分~

・7時起床(睡眠時間約3時間)

 

・7時40分 大学までは5分で着くが早めに出発

 

・7時45分大学到着 事務の前で開くのを待つことにしたが、扉の張り紙で事務は8時30分に開くということを知る。

 

・8時30分 事務にすでに書類は完成されていたが締め切りを勘違いしており提出が遅れた旨を伝える。こちらの責任ではあるがどうにか受理してもらえないかと交渉するも受け付けてもらえず。

 

・8時40分 事務の人に授業料支払いの説明を受け、3月末までに授業料を支払わなければ「除籍処分」になると知る。

 

・8時45分 事務の近くにある特別支援学習室のお姉さんに、事件のことを話す

 

・9時00分 特別学習支援室の室長さんに相談することを持ちかけられる。

 

・18時00分 最終的にゼミの先生やコース長などと相談し、どうにかならないか交渉してもらえることになる

 

10月5日

ADHDであることを証明する必要があるためかかりつけの病院へ行き、診断書を作成してもらう。

 

・あとは大学内でどのように話がまとまったかを待つのみ。

 

 

以上がことの顛末でした。

ここからは私の気持ちや考え、学んだことをまじえて書きます。

 

まず、提出期限を勘違いしていたことが発覚した時、ズシリと胸に衝撃が走りました。

「こんなアホな勘違いをする人間が、この世にいるものだろうか」

マリアナ海溝の底に沈んでプランクトンの灰に埋もれて死にたい」

そう思いました。

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そして、半パニックの頭で状況を整理しようと考え、「最悪の未来」と「最高の未来」

を予測し対策を講じることを試みました。

 

◦最悪の未来

最低最悪の事態:申請書類が受理されない→授業料を工面できない→退学→大学中退で就職できず→親にもあきらめられ孤独ニート

 

かなり最悪な事態:申請書類が受理されない→貧乏な親に私のうっかりのせいで約30万の授業料を払わせる。

 

ひどい状況:申請書類が受理されない→授業料が何とかして工面できるめどが出るがバイトなどに毎日いそしまなければならない→親には自分で対処したことで迷惑をかけずに済む。

 

不幸中の幸い:申請書類が受理されない→バイト以外の納得のいく方法で授業料を工面する方法が見つかる→親には自分で対処したことで迷惑をかけずに済む。

 

かなりうれしい状況:申請書類が温情で受理される→しかし今までのように全額免除ではなく半額免除→バイトを増やさなければならない。

 

最高な状況:申請書類が温情で受理される→全額免除を受けることができる。

 

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次に対策です。

STEP1.少しでも状況をよくするために「申請書類が受理される」ことを目指す

そのために

①絶対に申請書類の不備がないよう何度もに直す

②事務が開くと同時に書類提出に赴き誠意を見せる

 

STEP2.申請書類を受け取ってもらえなかった場合を考え、「授業料を親に頼らず何とか工面する方法」を考える。

 

①バイトをしまくって稼ぐ

②事務の人に何らかの救済措置がないか聞く

 

STEP3.「親にへの被害」を低減するための措置を考える。

①自分もバイトでできる限り稼ぐ

②休学して学費を稼ぐ

③事態のてんまつ(書類が受理されるか)が決定すれば直ぐに状況を親に説明する。

 

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ここまで考えると、状況がある程度整理して見えてきて、落ち着きを取り戻すことができました。

このことから得た教訓問題発生時には最悪の状況を書き出して対策を講じるべし」ということです。

パニックもおさまり、先が見えてくるので、絶望感や不安、失敗にくよくよする気持ちが少なくなりました。

もちろん、人によるとは思いますが。

 

そして翌朝

気合を入れて7時45分には大学についたのですが、事務が開くのは8時30分だったのでソワソワしながら開くのを待ちました。

その日は書類を出すことばかりに集中していてスマホを家に置き忘れていたので待つのは苦痛でした。

 

事務が開いてすぐに、事情を説明し申請をお願いしたのですが「すでに何人も書類不備や期限に間に合わなかったということで受付を断っているためどうしても受け付けはできない」ということでした。事務として当然の対応だったと思います。

そして、3月30日までに授業料を納付できなければ「除籍処分」。

 

そして、昨日考えた通り「授業料を親に頼らず工面する」ために、事務の方に何らかの救済措置や奨学金などの情報について尋ねました。

 

すると以下のことがわかりました。

・授業料がどうしても支払えない場合「授業料納付猶予申請」をすることで、授業料の支払いを来年9月まで待ってもらえる

 

日本学生支援機構の第二種奨学金(貸与・利子有)を借りて授業料を捻出する手もある。

 

だいぶ希望が見えてきたと思いましたが、やはり受け付けてもらえなかったことにひどくショックを受けて、事務の近くにある特別学習支援室を訪れ、誰かに話して気を楽にしようと考えました。

 

私の話を聞いた特別学習支援室の人は、「室長に相談してADHDであることを事務にも伝えて再交渉してみては」と持ち掛けてくれました。

 

それから一日は慌ただしく過ぎました。

いろいろな方に協力していただいて助けてもらいました。多くの人に自分の状況を説明しなければならず、泣いてしまうシーンも多くありました。

(私は尋常じゃないほどの泣き虫なのです。改善しようと長らく努力しているのですが、その話はまた今度)

 

最終的に、私の在籍しているコース長までもが事務と掛け合ってくれました。

そして(詳しくは来週か再来週に通達されるそうですが)結局は免除してもらうことはできないだろうという結果になりました。

 

ただ、できることはすべてやりつくしたのではないかと思います。完全燃焼です。

 

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しかし、今回のもろもろの話し合いやサポートの中で「ADHDなのでどうにか配慮してくれないか」という合理的配慮の申し出に対して、いろいろ考えることになりました。

それについても書きたいのですが、長くなってしまいそうなので次回の記事に回そうと思います。

 

読んでいただいてありがとうございました。

 


 

 

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